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WATCH WORLD見聞録
 
第18回目 ランゲアカデミー体験記
下村時計店 金座街店 岡田

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この度、より多くの皆様に「A.ランゲ&ゾーネ」の良さ、素晴らしさをもっともっとお知らせしたいという思いから、先月7/22(火)から3日間、ドイツ本国のランゲ本社で行われた「A.ランゲ&ゾーネ アカデミー」のカリキュラムを受講して参りました。
とても内容が濃く、まだまだ私の知らない素晴らしいランゲの知識や魅力を勉強出来て、とても有意義で熱い3日間でした。 なかなか、上手くお伝え出来ないかもしれませんが、少しでもザクゼンの風と情熱を感じて頂ければ幸いです。
それでは「A.ランゲ&ゾーネ」の秘密を探る旅にご案内致します。

1日目


7/22(火)関西空港10:15発、ルフトハンザLH741便、 フランクフルト経由ドレスデン行きで空路ドイツへ、 はやる気持ちを抑えながら11時間のフライト!

ルフトの電動シートで遊びつつ、ZEPの音楽とドイツビールと ワインを堪能しながら現地時間午後3時過ぎ(日本は夜11時過ぎ)にフランクフルト到着。 そこから2時間の待ちを経てドレスデンに到着したのが夕方6時半過ぎでした。

ランゲジャパンCEOペーターさんお出迎えでアウディに乗り込み、ホテル「BULOW」へ。 (このホテルは五つ星のホテルらしく、とても快適で食事も良かったです。) 軽く食事をして、明日から始まる講義のため、早々と就寝〜zzz

2日目

7/23(水)、いよいよ「ランゲアカデミー」の始まり始まり〜なんですが、時差のせいでなかなか寝付けず、朝の5時に目覚めたので辺りの散策に出かけました。
朝の気温は16℃前後と、日本の4月ぐらいの気候。とてもすがすがしく、2キロ程度のウオーキングがとても気持ち良かったです。

ホテルから歩いて数分の所にありました、ありました!これが有名な強王アウグストの黄金の騎馬像。

そこから橋を渡り、左の写真はドレスデン城で、右はゼンパーオーパー。(ドレスデンのオペラハウス。)ここにあの有名なランゲのデジタル5分時計のオリジナルが設置されています。(中は見れませんでしたぁ〜涙)

それから車に乗り、1時間弱でグラスヒュッテに移動。(山を超えたらすぐチェコです。) 旧東ドイツらしく、町並みがとてもシンプルの一言!! 人口も約2500人と少なく、村というよりも集落という印象でした。

さて、本題の「ランゲアカデミー」の始まりです。
先ず、ブランド哲学と歴史、ヴィンテージコレクションの紹介などなど、いきなり内容が濃い!

写真は、ウォルターランゲさん所有のパイロットWです。(右は裏側の写真)

「ランゲも昔ステンレスを作ってたんだぁ〜」と思ってお聞きしたら、なんとステンレスでは無いとのこと。(さすが!)
それなら、何の素材なのかとお聞きしたら、未だに調べていて結論が出て無いとのことでビックリ!!
実際持ってみると重たかったです。(いつか教えて欲しいなぁ〜)

それから数点の懐中を見せて頂き、次は現行の特殊モデルです。
この写真は、2009年発売予定の「ランゲ31」です。

これを手に取り、(これも重たい!)実際カギ巻きを使って(裏に乗っているのがそうです。) 巻いてみましたが、思っていたほど重くなく楽に巻けました。
ゼンマイがいっぱいになるとスリップする機構になっており、安全面でも良く考えられた時計です。
例えば、もしリューズで巻こうとすると600回巻かないといけないため、カギ巻きにしたそうです。カギ巻きだと31回=1巻き1日という割合で済みます。

ちなみに向かって右側の写真は、31に使われているゼンマイで、1m85cm以上あります。通常品のゼンマイと比べるといかに長くて大きいかがお分かり頂けると思います。
(実はこのゼンマイが2つ重ねてあり、精度とロングパワーリザーブを実現させました。)

その後、昼食をはさんで場所を移し、本社工房見学へ。
洋銀の地板やパーツのカッティングを主にしている工房です。
油を流しながらとても細い糸ノコでカットして行く工程ですが、この方法は油がパーツの熱を取るのと、パーツのバリ取り(周辺のギザギザ)もいっぺんにやってくれる理に適ったやり方です。


工房の中はあまり撮影ができないので画像が無くてすみません。
唯一、撮影できたのはランゲ本社の男性用トイレです。 とても小さくて周りからは丸見え(?)なので最初はビックリしました。
これで第1日目のカリキュラムは終了です。
1日目の印象は、職人の方々が思っていた以上に、丁寧にかつ、真面目に作業をされていたということです。(でも部屋に入るととても気さくに対応して下さいました。)
それと女性の職人さんが多いこと!やはり手先の器用さときめ細やかさは相通じるものがありますねぇ〜。

明日は組み立て工程、修復工程、エングレービングなどなど、内容はより濃いと思われます。(ワクワク)

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